まず3行でわかる
- 名古屋の交通券は、安さだけでなく「使う日・乗る交通・使い終わる時刻」で選ぶと整理できます。地下鉄だけの日と、市バスやメーグルにも乗る日では候補が変わります。
- 土日祝などはドニチエコきっぷ、地下鉄を翌日まで使うなら24時間券、移動が少ない日は手持ちの交通系ICによる都度払いも比較対象です。
- ここでは大人の金額を軸に、適用範囲と購入時の注意を比べます。県外から名古屋までの運賃や観光施設の入場料は、別に考えておきましょう。
どの券を比べる?旅行日の予定から選ぶ
- 土日祝・毎月8日などの対象日で、その日の市バス・地下鉄を使う:ドニチエコきっぷ620円と都度払いを比較。
- 対象外の日に地下鉄だけを使う、または翌日の同時刻まで使う:地下鉄全線24時間券760円と都度払いを比較。
- 対象外の日に市バスと地下鉄を使う:バス・地下鉄全線一日乗車券870円と都度払いを比較。
- メーグルだけを使う:2回までは都度払い、3回以上ならメーグル1DAYも候補。詳しくはメーグルの乗り方と料金へ。
金額は大人1人分です。券を決める前に、確実に乗る区間の普通運賃を合計しましょう。
主な選択肢は、日付と交通手段で比較
| 支払い・券種 | 大人/小児 | 主な範囲と期限 |
|---|---|---|
| 交通系ICの都度払い | 利用区間ごとに精算 | 対応する交通機関の通常運賃。乗り放題ではない |
| ドニチエコきっぷ | 620円/310円 | 対象日の市バス・地下鉄全線。メーグルも可 |
| 地下鉄全線24時間券 | 760円/380円 | 地下鉄全線のみ。最初の改札投入から24時間 |
| バス・地下鉄全線一日乗車券 | 870円/430円 | 市バス・地下鉄全線を始発から終発まで。メーグルも可 |
ドニチエコきっぷの対象日は土曜・日曜・休日と毎月8日で、土曜・日曜・休日ダイヤの特別運行日も含まれます。旅行日が対象かを最初に確認してください。上の市交通局の券は、JR・名鉄・近鉄・あおなみ線などの他社線では使えません。
1.日帰りか、翌日まで使うかを先に決める
対象日に市バスと地下鉄を何度も使うならドニチエコきっぷ、対象外の日なら870円の全線一日券を比べます。メーグルも両券で利用できますが、名鉄バスには使えません。
地下鉄だけなら24時間券を比べます。たとえば最初に15時に改札へ入れた場合、有効期限は翌日の同時刻です。有効時間内に入場した乗車は、途中で期限を過ぎてもその乗車の降車まで有効です。市バスやメーグルに乗る分は別払いになるため、翌日まで使えることだけで決めず、交通手段も見て選びます。24時間券でも、終電後に地下鉄が運行する意味ではありません。乗る日の始発・終電は別に確認します。
2.名古屋城・栄へ行く例で、都度払いと比較
次は、大人1人が普通運賃で乗る場合の計算例です。メーグルは1乗車210円、地下鉄の名古屋〜栄も片道210円。見学や食事をしてから次の場所へ移る予定として比較します。
| 予定と乗車区間 | 都度払い | 券を使った場合 |
|---|---|---|
| 同じ日にメーグルで名古屋駅→名古屋城→名古屋駅、地下鉄で名古屋→栄→名古屋(計4乗車) | 210円×4=840円 | ドニチエコ対象日なら620円で220円安い。対象外の日は全線一日券870円より都度払いが30円安い |
| 地下鉄で名古屋→栄→名古屋を2日間。4回とも最初の入場から24時間以内 | 210円×4=840円 | 24時間券760円で80円安い。例:1日目15時に使い始め、2日目の最後の入場が15時より前 |
| 地下鉄で名古屋→栄→名古屋の1往復だけ | 210円×2=420円 | ドニチエコきっぷ620円、24時間券760円より都度払いが安い |
表は乗継割引・ポイント・施設の入場割引を含めない交通費です。manacaで市バスと地下鉄を90分以内に乗り継ぐなど、割引条件を満たす場合は支払額が変わります。メーグルの運休日や各便の停車先も確認してください。
地下鉄の大人普通運賃は距離により210〜340円です。210円区間を3回なら630円ですが、270円区間を3回なら810円。同じ3回でも、760円の24時間券との比較結果は変わります。徒歩に切り替える区間や他社線の運賃を分け、実際に乗る区間で計算しましょう。
3.券売機で買う当日分と、事前購入を区別
自動券売機で買うバス・地下鉄全線一日券とドニチエコきっぷは、購入当日に使う券です。旅行の前日に券売機で買って翌日に使うつもりで準備しないよう注意してください。後日の利用分を先に用意したい場合は、改札窓口・駅長室・交通局サービスセンターなど、公式案内にある窓口で買います。
券売機で買う24時間券は、購入当日の終電までに使い始める必要があります。その日の終電までに開始しなければ翌日以降は無効です。開始後は24時間有効なので、「買った日だけ使える券」と読み違えず、券面の有効期限を確認してください。市バス車内で扱う一日券類は枚数が限られるため、車内購入を前提にせず発売場所も調べておきます。
4.手持ちのICは使えても、一日券の範囲は広がらない
市バス・地下鉄では、manacaのほかSuicaやICOCAなど、全国相互利用に対応する交通系ICを使えます。移動が少ない日は手持ちのカードも候補です。他社カードでは、manacaのマイレージポイントや乗継割引の対象にはなりません。
全国相互利用とは、対応する交通機関で運賃を支払う仕組みです。「自分のICが名鉄でも使える」ことと、「市交通局の一日券で名鉄へ乗れる」ことは別に判断します。地下鉄から他社線へ直通する列車でも、券の範囲を越える運賃は別途必要です。
5.名古屋城を訪ねる日も、交通と入場を分けて考える

写真は2019年のPR発表に掲載された名古屋城本丸御殿です。券を使ってアクセスする観光地の例として紹介しています。名古屋城へ地下鉄を使う際は「名古屋城」駅の案内を確認し、メーグルを使うならドニチエコきっぷやバス・地下鉄全線一日券の対象になることを比較に加えます。
交通券の代金に城の観覧料が含まれるわけではありません。施設の割引特典があっても条件を別に確かめ、入場の費用と受付時間を分けて準備します。天守閣は閉館中なので、本丸御殿などの見学を考える場合も最新の公開案内を確認してください。
おでかけ前に|券面と最後の移動を確認
出発前には、旅行日が対象日か、全区間が券の対象か、最後の乗車が期限に収まるかを確認します。運賃合計が近い場合は、予定変更や寄り道のしやすさも含めて選ぶとよいでしょう。料金改定や特別運行の可能性があるため、購入前には公式案内を見直してください。
公式情報・写真の出典・確認日
- 名古屋市交通局・一日乗車券と地下鉄全線24時間券
- 名古屋市交通局・乗車券の発売場所
- 名古屋市交通局・交通系ICカードの全国相互利用
- 名古屋市交通局・地下鉄普通料金
- 名古屋城公式・天守閣の閉館案内
- 名古屋城公式・利用案内
- 名古屋城本丸御殿・2019年のPR発表
- 名古屋城|交通アクセス
- 名古屋城|観覧料
- 名古屋城|本丸御殿の見学
確認日:2026年10月19日。掲載画像は配布・貸出原本の全構図を使用しています。
乗車券の料金・適用範囲と、メーグルの運行案内・時刻表の確認日:2026年10月30日。




